最新14巻まで|僕とロボコ 表紙パロディ?オマージュされた作品を解説

こんにちは。モトリです。

週刊少年ジャンプで連載中、アニメ化も決定したヒット作

僕とロボコ

宮崎周平先生が描く痛快コメディです。

モトリ
モトリ

アメトークでケンドーコバヤシさんが紹介して話題になりました

芸人のケンコバさんは、作中に先生役として登場します。

「僕とロボコ」6巻 電子書籍版p20/著:宮崎周平/集英社

パロディがふんだんに盛り込まれた「僕とロボコ」ですが、一番目を引くのは単行本(コミックス)の表紙

単行本の表紙は、

人気作のパロディ

になっているんです‼︎

「僕とロボコ」の表紙がどの漫画のパロディなのかをご紹介します。

では、さっそくみていきましょう。


1巻 ドラえもん

引用元:「僕とロボコ 1巻」著:宮崎周平(集英社)/「ドラえもん」著:藤子・F・不二雄(小学館)
  • 左「僕とロボコ 1巻」/著:宮崎周平/集英社
  • 右「ドラえもん」/著:藤子・F・不二雄/小学館

「僕とロボコ」の舞台は、AI搭載超高性能メイド型ロボット「オーダーメイド」が家事を手伝う世界。

平凡が売りの主人公・平凡人(たいら ぼんど)の家にオーダーメイドのロボット・ロボコが訪れるところから物語が始まります。

そうです。

設定がドラえもんに近いのです

ボンドとロボコ以外にも、憎めない2人組の友人「ガチゴリラ」と「モツオ」も登場します。

「僕とロボコ」1巻 電子書籍版p50/著:宮崎周平/集英社
モトリ
モトリ

ジャイアンとスネ夫を彷彿とさせます!

「ガチゴリラ」と「モツオ」も非常にボンド想いの心優しい友人で、

誰も傷つけない優しいギャグ漫画なのがロボコの魅力です

ぺこぱさんの漫才のように、ほんわかするのに、爆笑できる今までにないギャグ漫画です。

ガチゴリラとモツオの魅力についてはこちらの記事で徹底解説しています!

モトリ
モトリ

現在、集英社以外の漫画で表紙のパロディになっているのはドラえもんだけです


2巻 ONE PIECE

「僕とロボコ 2巻」著:宮崎周平(集英社)/「ONE PIECE 61巻」著:尾田栄一郎(集英社)
  • 左「僕とロボコ 2巻」/著:宮崎周平/集英社
  • 右「ONE PIECE 61巻」/著:尾田栄一郎/集英社

週刊少年ジャンプを代表する国民的コミックス「ONE PIECE」のパロディです。

モトリ
モトリ

ロボコがフランキーのポジションなのにこだわりを感じます

「僕とロボコ」の作中でもONE PIECEのパロディはいくつも展開されており、作者の宮崎周平先生のジャンプ愛・ONE PIECE愛を感じることができます。

ロボコはギャグセンスが高いのも魅力ですが、ジャンプファンならついつい声が出てしまいそうになる

秀逸なパロディ

から目を離すことができません。

ONE PIECEのパロディで筆者が好きなものは、

「僕とロボコ」6巻 電子書籍版p68-69/著:宮崎周平/集英社

アラバスタ編屈指の名シーンのパロディです。

クロコダイルに仕掛けられた巨大な爆弾から王国を守るために、自らを犠牲に爆弾を抱えて空高く飛び上がり自爆したペルの名台詞でもあります。

ぬう
ぬう

「我、アラバスタの守護神ファルコン。王家の敵を討ち滅ぼすものなり」

号泣不可避の名シーンだよねぇ

モトリ
モトリ

ロボコ読んでいると、パロディされている作品も読み返しちゃう

「僕とロボコ」8巻 電子書籍版p91/著:宮崎周平/集英社

ONE PIECEのドラム王国でのワンシーンです。

ルフィのかっこいいシーンベスト5には入るのでないか!?という名シーンも面白くパロディされています。

ロボコを読んでいると、

あー!原作読み返したい!!

となるので、ロボコ→ジャンプ作品→ロボコ→ジャンプ作品…のループから抜け出せなくなります(笑)


3巻 約束のネバーランド

「僕とロボコ 3巻」著:宮崎周平(集英社)/「週間少年ジャンプ2017年8号 表紙」(集英社)
  • 左「僕とロボコ 3巻」/著:宮崎周平/集英社
  • 右「週間少年ジャンプ2017年8号 表紙」/著:白井カイウ 出水ぽすか/集英社

実写映画化もされた大人気作「約束のネバーランド」のパロディです。

モトリ
モトリ

単行本ではなく、週刊少年ジャンプの表紙絵がパロディになりました

「約束のネバーランド」については、第23話(単行本3巻)「約ネバとロボコ」で

一話まるごと「約ネバ」のパロディになっています

第23話の1ページ目は実写「約束のネバーランド」のポスター風から始まります。

「僕とロボコ」3巻 電子書籍版p56/著:宮崎周平/集英社

文字の部分を拡大すると…

「僕とロボコ」3巻 電子書籍版p56/著:宮崎周平/集英社

まさかの「約束のネバーランド」を読んでいる前提で話が始まります(笑)

自由度が高すぎるのもロボコの凄さの1つです。


4巻 呪術廻戦

「僕とロボコ 4巻」著:宮崎周平(集英社)/「呪術廻戦 4巻」著:芥見下々(集英社)
  • 左「僕とロボコ 4巻」/著:宮崎周平/集英社
  • 右「呪術廻戦 4巻」/著:芥見下々/集英社

アニメも映画も絶好調の「呪術廻戦」のパロディです。

呪術廻戦に関しては、

パロディ漫画の中のパロディ漫画になりました(笑)

ロボコは、漫画家に憧れています。

自分でもたくさん漫画を書いて、毎月ジャンプ新世界漫画賞に20本以上投稿しているロボコ。

そんなロボコの漫画はぱくり…パロディです。

「僕とロボコ」4巻 電子書籍版p98/著:宮崎周平/集英社

そのタイトルは「じゅじゅじゅパイセン」

モトリ
モトリ

他にもブラッククローバーのパロディも描いています

ぬう
ぬう

若干読んでみたい…と思わせるのが宮崎先生のすごいところです

ついに10巻でロボコが領域展開をしました(笑)

「僕とロボコ」10巻 電子書籍版p125/著:宮崎周平/集英社

どんな能力かはぜひ単行本10巻を読んでみてください!


5巻 僕のヒーローアカデミア

「僕とロボコ 5巻」著:宮崎周平(集英社)/「僕のヒーローアカデミア 1巻」著:堀越耕平(集英社)
  • 左「僕とロボコ 5巻」/著:宮崎周平/集英社
  • 右「僕のヒーローアカデミア 1巻」/著:堀越耕平/集英社

これもまたジャンプの傑作「僕のヒーローアカデミア」のパロディです。

モトリ
モトリ

この辺りからパロディ表紙のクオリティがさらにあがっていきます

「僕とロボコ」はあまり登場人物の多い漫画ではありません。

表紙の赤色部分のキャラクターの横顔を見て、

登場キャラクター増えたなぁ

と感動しました。


6巻 鬼滅の刃

「僕とロボコ 6巻」著:宮崎周平(集英社)/「鬼滅の刃 15巻」著:吾峠呼世晴(集英社)
  • 左「僕とロボコ 6巻」/著:宮崎周平/集英社
  • 右「鬼滅の刃 15巻」/著:吾峠呼世晴/集英社

日本映画の最高興行成績を誇る「鬼滅の刃」のパロディです。

モトリ
モトリ

まさかの岩柱・悲鳴嶼行冥(笑)

「鬼滅の刃」はロボコの1巻からふんだんにパロディされています。

ロボコは誰かに自分を紹介される時、美人な芸能人やキャラクターを名乗るクセがあります。

「僕とロボコ」1巻 電子書籍版p68/著:宮崎周平/集英社

その始まりが「鬼滅の刃」の美人で大人気のキャラクター・胡蝶しのぶさんでした。


7巻 ハイキュー!!

「僕とロボコ 7巻」著:宮崎周平(集英社)/「ハイキュー!! 1巻」著:古舘春一(集英社)
  • 左「僕とロボコ 7巻」/著:宮崎周平/集英社
  • 右「ハイキュー!! 1巻」/著:古舘春一/集英社

バレーボール漫画の金字塔「ハイキュー!!」のパロディです。

第17話(単行本2巻)「バレーとロボコ」でも「ハイキュー!!」のパロディが楽しめます。

「僕とロボコ」2巻 電子書籍版p129/著:宮崎周平/集英社

一見、「ハイキュー!!」で北信介が所属する「稲荷崎高校」のパロディです。

漫画右上のシューズの2コマは、ハイキュー!!の原作と靴の向きも効果音も被っています。

モトリ
モトリ

細いところまでパロディが行き届いているので、ハイキュー!!ファンの方も読んでいて楽しいと思います!


8巻 推しの子

「僕とロボコ 8巻」著:宮崎周平(集英社)/「推しの子 1巻」著:赤坂アカ 横槍メンゴ(集英社)
  • 左「僕とロボコ 8巻」/著:宮崎周平/集英社
  • 右「推しの子 1巻」/著:赤坂アカ 横槍メンゴ/集英社

2〜7巻まで続いた週刊少年ジャンプの表紙パロディが区切れました。

週刊ヤングジャンプ

で連載をしており、アニメ化も決定した「推しの子」のパロディです。

原作は「かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~」が大ヒット中の赤坂アカ先生。

作画は「レトルトパウチ!」で可愛らしく、少しセクシーな絵が人気の横槍メンゴ先生。

ロボコは大人気アイドルになり、レコード販売、雑誌の表紙、TV出演などをした経歴があります(第37話「アイドルとロボコ」)。

最後はご主人様であるボンドの元に戻るため、活動休止を決意します。

「僕とロボコ」4巻 電子書籍版p134/著:宮崎周平/集英社

「推しの子」は芸能界を描く作品なので、これからパロディされるのか楽しみです。


9巻 デスノート

「僕とロボコ 9巻」著:宮崎周平(集英社)/「デスノート 1巻」著 大場つぐみ・漫画 小畑健(集英社)

実写映画化もし、一世を風靡した名作「デスノート」のパロディです。

  • 左「僕とロボコ 9巻」/著:宮崎周平/集英社
  • 右「デスノート 1巻」/著:大場つぐみ・小畑健/集英社
モトリ
モトリ

月がボンドで、リュークがロボコですね

作中でもデスノートのパロディがあり、5巻でモツオが模試を受験した際に「龍河ヒデオ」のキャラクターでL似の少年が登場しました。

ぬう
ぬう

Lの別名は「竜崎」や「流河旱樹(りゅうがひでき)」だったから、名前もパロってるね

「僕とロボコ」5巻 電子書籍版p71/著:宮崎周平/集英社

Lの座り方、懐かしいです。

最新9巻でもデスノートに触れているシーンがあります。

「僕とロボコ」9巻 電子書籍版p31/著:宮崎周平/集英社

ジェバンニがデスノートをそっくり書き写した場面をモチーフにしています。

ぬう
ぬう

「ジェバンニが一晩でやってくれました」のシーンが有名だね!


10巻 チェンソーマン

「僕とロボコ 10巻」著:宮崎周平(集英社)/「チェンソーマン 1巻」著:藤本タツキ(集英社)

ロボコ10巻の発売日と同じ2022年10月にアニメ化・新刊12巻が発売したジャンプ+の鬼作「チェンソーマン」のパロディです。

  • 左「僕とロボコ 10巻」/著:宮崎周平/集英社
  • 右「チェンソーマン 1巻」/著:藤本タツキ/集英社
モトリ
モトリ

チェンソーマンの姿をしたデンジをロボコがパロディしています

読むとほっこり幸せな気持ちになれるロボコ、読むと地獄に落ちた絶望感を味わえるチェンソーマン。

まったく違う作風ですが、ロボコ10巻、チェンソーマン12巻、同時発売した2冊に共通点を見つけました。

タコピーの原罪のパロディをしている

少年ジャンプ+に掲載され、話題沸騰した作品・タコピーの原罪に登場するタコピーのオマージュがされています。

「僕とロボコ」10巻 電子書籍版p163/著:宮崎周平/集英社
モトリ
モトリ

発売日に2冊とも読んだので、どっちもタコピーなのねってなりました(笑)


11巻 HUNTER×HUNTER

「僕とロボコ 11巻」著:宮崎周平(集英社)/「HUNTER×HUNTER 12巻」著:冨樫義博(集英社)

ジャンプに掲載されるたびにネットニュースで話題になるほどの人気作「HUNTER×HUNTER」のパロディです。

  • 左「僕とロボコ 11巻」/著:宮崎周平/集英社
  • 右「HUNTER×HUNTER 12巻」/著:冨樫義博/集英社

23巻、36巻とも少し似ていますが、12巻のパロディです。

ぬう
ぬう

キャラクターの名前が書かれているのが目印だね

単行本では、キャラクターのプロフィールに「何系」の念能力者か書かれています。

ボンドはイルミと同じ操作系、ロボコはレオリオと同じ放出系、モツオはクラピカと同じ具現化系…といった具合。

「僕とロボコ」3巻 電子書籍版p171/著:宮崎周平/集英社

あ!わかる〜!

ってなります(笑)

未読の方は「HUNTER×HUNTER」とても面白いので、ぜひ読んでみてください。


12巻 NARUTO(ナルト)

「僕とロボコ 12巻」著:宮崎周平(集英社)/「NARUTO 5巻」著:岸本斉史(集英社)

海外でも大人気のジャンプの代表作の1つ「NARUTO」です。

  • 左「僕とロボコ 12巻」/著:宮崎周平/集英社
  • 右「NARUTO 5巻」/著:岸本斉史/集英社

ボンドがナルト、モツオがサスケ、ガチゴリラがサクラ、ロボコがカカシのポジションです。

「NARUTO」のオマージュは、

シュークリームをもっとおいしくして!

とロボコがボンドに頼まれた時に、

「僕とロボコ」1巻 電子書籍版p52/著:宮崎周平/集英社

サスケが下忍の時から体得していた「火遁・豪火球の術」の印を結びました(笑)

シュークリームは美味しくなるどころか、粉砕してしまいした。


13巻 ワールドトリガー

「僕とロボコ 13巻」著:宮崎周平(集英社)/「ワールドトリガー 1巻」著:葦原大介(集英社)
  • 左「僕とロボコ 13巻」/著:宮崎周平/集英社
  • 右「ワールドトリガー 1巻」/著:葦原大介/集英社

ワールドトリガーのオマージュはあまり多くなく、原作ファンとして悲しかったので、表紙パロディはうれしいです!

(私が見つけられてないだけかも)

つまんないウソつくね

はワールドトリガーの主人公のひとり・遊真の口癖です。

「僕とロボコ」9巻 電子書籍版p144/著:宮崎周平/集英社

ロボコが適当に話をあわせようとしたボンドを見抜く時に、そのセリフをいいます。

その後にホットスナックの味を聞かれると…

「僕とロボコ」9巻 電子書籍版p148/著:宮崎周平/集英社

確かに音が似ています(笑)

しっかりギャグも忘れません。


14巻 SAKAMOTO DAYS

「僕とロボコ 14巻」著:宮崎周平(集英社)/「SAKAMOTO DAYS 9巻」著:鈴木祐斗(集英社)
  • 左「僕とロボコ 14巻」/著:宮崎周平/集英社
  • 右「SAKAMOTO DAYS 9巻」/著:鈴木祐斗/集英社

SAKAMOTO DAYSは、ロボコ14巻が発売された2023年8月時点ではアニメ化されていない作品です。

最もアニメ化が近いジャンプ作品の1つだと思います。

「僕とロボコ」10巻 電子書籍版p122/著:宮崎周平/集英社

ロボコがEDENの幹部・アームズと戦ったシーンは、SAKAMOTO DAYSで坂本がボイルと戦ったシーンのオマージュです。

この強敵をどう倒すんだ!?ロボコ!!と思ったら、

「僕とロボコ」10巻 電子書籍版p125/著:宮崎周平/集英社

ロボコが大好きな五条悟(呪術廻戦)でした笑


まとめ

週刊少年ジャンプで大ヒット連載中の「僕とロボコ」の表紙パロディをご紹介しました。

それぞれの単行本のパロディはこちら。

1ドラえもん
2ONE PIECE
3約束のネバーランド
4呪術廻戦
5僕のヒーローアカデミア
6鬼滅の刃
7ハイキュー!!
8推しの子
9デスノート
10チェンソーマン
11HUNTER×HUNTER
12NARUTO
13ワールドトリガー
14SAKAMOTO DAYS

「僕とロボコ」は、表紙だけでなく、作中にもたくさんのパロディが散りばめられています。

昭和・平成・令和のジャンプ漫画のパロディを楽しめ、

あ!原作も読み直したい!!

と思わせるほど、ギャグセンスと細かいパロディが秀逸な作品です。

もちろん、ストーリーそのものが面白いため、パロディ元の作品を知らなくても楽しめます。

誰も傷つけない、優しいキャラクターばかりなのに面白い

そんな新時代のギャグ漫画「僕とロボコ」

ぜひ一度、読んでみてください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

13 COMMENTS

モトリ

な様
ご指摘いただき、ありがとうございます!
修正させていただきました。
とても助かりました。誠にありがとうございます。
以後より一層気をつけて、執筆して参ります。
モトリ

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奥俊雅

いずれもアニメ化された作品だが、第14巻のパロディー元のSAKAMOTO DAYSは、現時点でアニメ化されてない作品だよね?
それでも、更新して下さい。

返信する
モトリ

トーシ様
発売のたびに表紙絵を楽しみにしています。
まだまだパロディしてほしい表紙がたくさんあるので、
今後も新刊の発売が待ち遠しいです。

返信する
奥俊雅

第15巻の表紙は、何の作品のパロディーになるんだろう?
7の倍数の1桁の巻は、週刊少年ジャンプ以外の作品のパロディーで、3の倍数の巻(7巻のハイキューも連載終了作品)は連載終了になった作品だよね?(3巻の約束のネバーランドは20巻まで、6巻の鬼滅の刃は23巻まで、7巻のハイキューは45巻まで、9巻のDEATH NOTEは12巻まで、12巻のNARUTOは72巻まで)
だとすれば、週刊少年ジャンプ以外の連載終了作品になるかも。

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