こんにちは。モトリです。
独学でも一発合格できた「FP(ファイナンシャルプランナー)2級」の勉強方法についてご紹介します。

FPは人生において役に立つお金の知識を学ぶことが出来るため、興味がある方も多いのではないでしょうか?
通信や通学での対策講座もありますが、
独学でも合格できる資格
だと思います。
私は独学でしたが、学科・実技どちらも8割以上で合格することができました。

そんな私が実際に行った独学での勉強方法をまとめていきます
今後受験される方の参考になるとうれしいです。
FP3級の受験がお済みでない方はFP3級から受験してみてください。

では、さっそくみていきましょう。
結論

勉強期間・時間
2ヶ月半で90〜100時間ほど
勉強教材
- みんなが欲しかった!FPの教科書2級
- みんなが欲しかった!FPの問題集2級
勉強方法
- 教科書を読む
- 読んだところの問題集を解く
- 解けなかった問題を教科書で見直す・併せてその周りを学習する
試験前の対策
過去問を解く
2級受験の必要性
お金の勉強がしたいのであれば3級までで十分

FP2級は誰でもすぐに受験できる資格ではありません
まずは受験資格からご紹介します。
受験資格

FP2級を受験するためには、以下の4項目のうち1つを満たしている必要があります。
- 3級の合格者
- FP業務の経験が2年以上ある者
- 日本FP協会が認定するAFP認定研修を修了した者
- 厚生労働省認定金融渉外技能審査3級の合格者
一般的に実務経験がない場合は、
- 3級に合格する
- AFP認定研修を修了する
どちらかを達成する必要があります。

AFP認定研修とは、通信や通学で学べるFPの研修講座のことです
AFP認定研修は、通信講座でも4〜7万円ほど費用がかかってしまうため、
独学でFP3級に合格してから受験する
ことをオススメします。

FP3級の出題範囲は、FP2級の出題範囲と被っています。
3級を合格したから2級の勉強をした方が、理解がしやすいかと思います
FP3級の受験がお済みでない方はFP3級から受験してみてください。

勉強期間・時間

2ヶ月半で90〜100時間
- 2021年7月 2日 テキスト購入
- 2021年7月24日 受験申し込み
- 2021年9月12日 受験当日
勉強を開始してから試験まで約2ヶ月半の期間がありました。
- 平日は残業の少なかった日に1時間/日
- 休日は3〜4時間/日
- 合格まで90〜100時間
他サイトと比較すると、勉強時間が少ないように感じるかもしれません。
理由は、
FP3級の合格発表後すぐに勉強を始めた
からです。
イメージ図のようにFP3級の出題範囲は、FP2級の出題範囲の一部です。


FP3級の合格後に2級の問題を解くと、3〜4割ほど正答できることもあります
FP2級の方が出題範囲も広いですが、範囲が広がることよりも
- ひっかけ問題が多い
- 問題文が難しい
- 2〜3択が4択になる
上記の理由からFP2級は3級より遥かに難易度が上がります。

私は金融に関する知識がゼロで勉強を開始したため、保険・投資・税金・不動産・相続の知識がある方は、勉強時間が少なくなると思います
勉強教材

・みんなが欲しかった!FPの教科書2級
・みんなが欲しかった!FPの問題集2級
この2冊のみを使用しました。

2冊購入しても4,000円ほどなので、お手頃に勉強をすることができます
問題集だけでも大丈夫
という意見も目にしますが、教科書と問題集を両方合わせて勉強することをオススメします。

問題集の解説はシンプルなものが多く、読むだけでは「理解」できません。
解けなかった問題は教科書を読み返した方がより理解が高まると思います
ちなみに教科書と問題集の解答は↓の写真のように取り外すことができます。
取り外した方が勉強がしやすいので、買ったら取り外しましょう。


勉強方法

FP3級とまったく同じ勉強方法です。
- 教科書を読む
- 読んだところの問題集を解く
- 解けなかった問題を教科書で見直す・併せてその周りを学習する
「併せてその周りを学習する」ことが一番大切です。
例えば、住宅ローンの一種である「フラット35」の問題が解けなかった場合、フラット35について見直すだけでなく、同じく住宅ローンの一つである「財形住宅融資」についても見直しておき、2つの違いなどを押さえておくと効率よく勉強ができます
見直しをしたら、該当箇所の周辺も見直しておく。
これが合格への近道です。
またFPの試験には「学科」と「実技」があるのですが、
「学科」を一通り理解してから「実技」に取り組んだ方が効率的です
「学科」の知識がないと「実技」では問題に出てくる単語の意味がわからなかったり、問題へのアプローチの仕方が分かりづらいためです。
試験前の対策

過去の試験問題を解いてみる
試験が近づいたら、実際の試験の過去問を解いてみましょう。

「みんなが欲しかった!FPの問題集2級」には1回分の過去問が付属しているので、問題集を一通り終えたタイミングで解いてみましょう
過去問が一回分では不安な方は、日本FP協会の公式HPで数年分の過去問が掲載されており、無料で閲覧できるので、何回分か解いてみましょう。
試験問題の傾向・時間配分なども把握できるため、
一度は過去問を解くことをおすすめします
FP試験は過去問と類似した問題が出題されるケースが多いです。
教科書・問題集での勉強が一通り終わったら、過去問に取り組むことで点数を大幅に伸ばすことができます。
合格

私が受験した際の合格発表は、10月25日で試験から1ヶ月以上先でした。

忘れたころに結果が届きます
試験当日の17〜18時ごろに日本FP協会の公式HPで解答が出るため、自己採点で結果が分かります。
ドキドキで結果発表を迎えることはありません。
2級の合格を目指しているのであれば、
3級が合格点に達していたら、結果が出る前でも2級の勉強開始がオススメ

私は合格を確認してから2級の受験勉強に取り組んだのですが、1ヶ月で驚くほど人は忘れます
「思い出す」工程を減らすためにも、2級の合格を目指している方は、
3級から時間を空けずに2級の勉強を始めることをオススメします
2級受験は必要?
お金の勉強がしたいのなら、3級までで十分
お金の勉強がしたい
マネーリテラシーを高めたい
と考えての受験であれば、3級までで十分です。
2級と3級の大きな違いは、
- 法人に関する問題が増える
- 問題の文章がややっこしい
- 3級が「○×式・3答択一式」に対して、2級は「4答択一式」で選択肢が増える
基礎的なお金の知識を身につけるのに、2級の問題は「深く掘り下げすぎ」ているのです。

「お金の勉強」であれば3級を合格した後は、簿記3級を勉強したり、本を読んだりする方がFP2級の勉強より身になったと感じています
まとめ
今回はFP2級の独学での勉強方法を紹介しました。
教材は、
- みんなが欲しかった!FPの教科書2級
- みんなが欲しかった!FPの問題集2級
教科書を読んで、問題を解くの繰り返しで勉強をしました。
大切なのは、解けなかった問題の「周り」まで見直すこと
FP2級は3級より遥かに難しい資格ですが、真面目に取り組めばどなたでも受かることができる資格だと思います。
しかし、得られる知識は
- 年金
- 保険
- 投資
- 税金
- 不動産
- 相続、贈与
と日常で役に立つものばかりです。
しかし、
お金の勉強がしたい
マネーリテラシーを高めたい
と考えての受験であれば、3級までで十分です。

2級は出題範囲に「法人」が増えるので、日常生活では活用できない部分があるためです
3級を合格してみて、
より詳しく勉強したいな
3級の知識をより定着させたいな
という方はぜひFP2級の受験を検討してみてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。