こんにちは。モトリです。
今回は、乾燥する冬の味方である象印「スチーム式加湿器」のメリット・デメリットをお伝えしていきます。
冬の乾燥を乗り切るために加湿器は欠かすことができません。

加湿器があると冬のおうち時間がとても快適になります
しかし、加湿器と聞くと、
カビ掃除がめんどくさい
フィルターを定期的に洗うのが大変
加湿器を付けても暖房ですぐ乾燥してしまう
と感じる方も多いのではないでしょうか?
筆者は
- 超音波式
- ハイブリッド式
の加湿器を使用したことがありますが、
朝起きると喉が痛い
フィルター掃除はめんどう
掃除してもカビとぬめりは発生する
加湿器なんて不衛生だし、効果ないし、いらんわ!!
と思っていた時期がありました(笑)
しかし、ある加湿器を購入したところ「加湿器ってとても便利じゃん!!」と考えを改めました。
購入した加湿器は、
象印 スチーム式加湿器
筆者は、2018年製の「EE-RN50-WA」を2018年の冬から愛用し続け、今年で4年目になります。
- カビない加湿器がほしい
- お手入れが楽な加湿器がほしい
- 加湿力の強い加湿器がほしい
という方は、象印「スチーム加湿器」をぜひ検討していただきたいです。
では、さっそく結論からみていきましょう。
結論

加湿力の強く、衛生的で、お手入れが楽な加湿器がほしいなら買い
象印スチーム式加湿器のメリットをご紹介します。
・カビないので衛生的
・掃除が楽ちん
・加湿力が強力
・部屋が温まる
・チャイルドロックがあり安心
象印スチーム式加湿器のデメリットをご紹介します。
・窓が結露する
・重い
・うるさい
・見た目がちょっとダサい
では、メリットとデメリットを1つずつみていきましょう。
メリット
カビないので衛生的
電子ポットで「お湯を沸かして、湯気(=スチーム)を発生させる」
そんな単純な仕組みの加湿器です。
超音波式やハイブリット式の加湿器と異なり、水を入れる給水タンクはありません。
本体がタンクです

沸騰させた綺麗なスチームを約65℃まで冷まして加湿するため、カビが発生しずらい仕組みになっています。
電子ポットにそっくりな姿は、構造もシンプルで
- フィルターがカビた
- 排水が上手くできない
といった悩みもありません。
- フィルターはありません
- 広口容器のため、バケツをひっくり返す感覚で排水ができる

とても衛生的に使用することができます
「水を沸騰させる仕組み」と「シンプルな構造」のおかげでカビ知らずな加湿器です。
筆者は使用し始めて4年目ですが、内部にカビは発生していません。


お手入れは月に1回クエン酸を使用しています
使い終わった後に内容器の水を放置するとカビの原因になります。使用後は水を捨てましょう。
掃除が楽ちん
フィルターはありません
筆者が加湿器で一番嫌いなことは、
フィルターにこびりついたカビ・ぬめりを駆除すること
と言っても過言ではありません。

一般的な加湿器は1週間前に掃除をしても、すぐに汚くなってしまいます
しかし、象印のスチーム式加湿器は、シンプルな構造のおかげで掃除がとても楽です!!
掃除方法はこちら
- 内容器はクエン酸洗浄する(月1回)
- 上蓋を水洗いする(月1回)
カビは滅多に発生しませんが、内容器に白いカルキの固まりが発生するなど、変色や汚れは起きます。

水の成分に由来するためカビではありませんが、不衛生さを感じます
そこで内容器は月に1回、クエン酸洗浄しましょう。

方法はとても簡単で、
クエン酸30gをぬるま湯で溶かして、内容器に水と一緒に満水表示まで入れるだけ

あとは電源を入れ、「湯沸かし音セーブ」を3秒以上長押しすると洗浄が始まります

クエン酸洗浄は、1時間30分程度で完了します。
完了したら、内容機の中の水を捨て、水ですすぐだけでお手入れは終了です。
上蓋は本体から外し、蒸気カバーを外し、水で流し洗いしましょう。

月に1回、15分ほどのお手入れで清潔な状態を維持することができます。
加湿力が強力
お風呂場か?と思うほどの加湿力
沸騰させたお湯を65℃まで冷やして、スチームを噴出させます。

暖かいスチームが噴出されるため、部屋が温まるだけでなく、高い湿度を保つことができます
とある昼下がりに、象印「スチーム式加湿器」の加湿力を検証してみました。
検証の条件は、
- 晴れた日の昼
- 暖房は使用しない
- 6畳程度の部屋
朝から締め切った部屋で、加湿器をつける前の温度・湿度は、

温度 | 23.2℃ |
湿度 | 41% |
計測している時計を窓辺に置いているため、室温は高く表示されています。


外の温度は12℃です。風があって外は寒い、日差しがあるので室内は暖かいという日でした
その後、換気のために20分ほど窓を開けておくと、湿度は30%台まで下がりました。

温度 | 23.5℃ |
湿度 | 36% |

換気はしっかりしたいですが、換気をすると湿度が下がっちゃうんですよね…
換気をして湿度が下がった部屋を加湿器の「標準モード」で加湿していきます。

筆者が使用している象印「スチーム式加湿器 EE-RN50」は、加湿を開始するまでに約25分ほどかかります(満水、水温20℃、室温20℃の場合)。

電源をオンにしてすぐ加湿されないのはデメリットだね…

ぬるま湯などの暖かいお湯を使用すると早めに加湿が始まります
今回はぬるま湯を使用しました
加湿器の電源をオンにしてから15分ほどでスチームが発生しました。
加湿器の電源をオンにしてから20分ほど、スチーム発生から5分ほどしたら、

温度 | 21.4℃ |
湿度 | 50% |

スチームが発生から5分ほどで湿度はいっきに50%まで上がりました

温度が下がった理由は、晴れから曇り空になったからかなぁ
加湿器の電源をオンにして40分ほど、スチーム発生から15分ほどで

温度 | 21.7℃ |
湿度 | 60% |
湿度が60%を超えました。

温度は21.7℃ですが、長袖1枚でもかなり暑く、体感は25℃以上あるように感じます。
加湿器の電源をオンにして60分、スチーム発生から30分ほどで

温度 | 22.6℃ |
湿度 | 70% |
湿度が70%を超えました。室温もあがり始めています。

この先は、温度は23〜24℃、湿度は70〜75%を維持しました
加湿開始まで時間はかかりますが、
加湿力はピカイチです。本当に。

この加湿力で「標準モード」です。
さらに上の「高モード」だと湿度も温度も桁違いに上がります…
部屋が暑くなるため筆者はあまり使用しません…
部屋が温まる
暖房不要の暖かさ
お住まいの地域にもよりますが、エアコンの暖房が必要ないほど加湿器で部屋が温まります。
東海地方で暮らす筆者は、エアコンの暖房をほとんど使用せず、
- フットヒーター
- スチーム式の加湿器
- ひざかけ
を使用し、冬の在宅勤務を乗り越えています。



空気が乾燥しないため、喉にも肌にもやさしいです
スチーム式加湿器は一般的な加湿器よりも電気代が高額なため、同じく電気代がかかりやすい暖房との併用はあまりオススメできません。
電気毛布、フットヒーター、暖かいドリンク、ひざかけなどとの併用がオススメです
チャイルドロックがあり安心

小さな子供やペットへの配慮がされている
いたづらや誤作動を防止するために、チャイルドロック機能が搭載されています。
チャイルドロックをオンにすると、ディスプレイで操作できるすべての機能が使えなくなります。

「切」ボタンだけは安全のため作動します

小さな子供やペットがいても安全だね…!
チャイルドロック機能には、難点があります。
上蓋は開きます(※型番によると思いますが、EE-RN50-WAは開きます)

上蓋を開けるためには、「ロック解除」を押しながら、蓋を開ける必要があります。

開けるのにコツがいるため、小さな子供やペットは開けることはできないのでは?と思いますが、
中に入っているのは熱湯です

小さな子供やペットがいる場合、筆者なら使用を控えると思います。
1歳半の姪っ子は好奇心旺盛な冒険少女なので、遊びにきてくれた時は使用していません
小さな子供やペットと暮らしている場合、安全面に気をつけてご使用のほどお願いします。
デメリット
窓が結露する

窓枠まで水浸し
最大の難点です。
加湿器を使用することで室温があがり、外気温と温度差が生じることで
窓が結露します
外気温と差が生じるほど結露は悪化し、真冬は窓の木枠までべしょ濡れになります。


朝起きたら、部屋を換気し(寒い)、窓の木枠を拭く作業が発生します

加湿力が凄すぎて、しっかり換気しないと部屋の中の「木」や「本」がかびるんだよね…
加湿器本体はカビないのに、加湿器によって部屋の内部がカビる現象が起きます…。
しっかり換気しましょう!!
朝起きて換気、仕事や家事の合間に換気など、換気をしっかり行えばカビの心配はありません。

加湿器をオンにしたままでも換気は可能です
家具やカーテン、本をカビさせないためにも、自分の健康のためにも、換気はしっかり行いましょう。
インターネットで象印「スチーム式加湿器」の口コミを見ていると、
本がカビました
天井やカーテンが変色しました
といった口コミを見かけますが、換気さえしていれば問題ないかと思います。

使用4年目ですが、カーテン、家具、壁紙、漫画、本など、部屋の中でカビは発生していません
1日中加湿器を稼働させ、換気をしたくないという方には、不向きかもしれません。
重い
本体:約2.4kg
満水時:約5.0kg
本体がタンクと一体化しているので、非常に重たいです。
加湿器を使用する部屋の近くに水道があれば問題ないのですが、水道が近くにないと大変です。
バケツに水を汲んで運んでいるのと変わりません。

なんなら、バケツより本体は重たい

筆者は加湿器を使用しているフロアに水道がないので、持って階段を登り降りしています
赤ちゃん、小型犬くらいの重さ・大きさのため、
重たいもの持つの嫌いだな〜〜
という方は水を入れるタンクが別付の商品を検討してもいいかもしれません。
本体がタンクと一体化しているので、お掃除は楽なのですが、
重い…!!!!
いやぁ、本当に重い。
うるさい
ダースベイダーかな?
と思うほど、沸騰する音がうるさいです(笑)
隣の部屋に聞こえるほどではありませんが、
シュー、シュー、シュー
と頑張って湯気(=スチーム)を発生させている音がします。
お湯を沸かす時には、湯沸かし音を静かにさせるモードもありますが、

いや…うっせぇわ
テレビの音や会話、オンラインでの通話が聞こえなくなることは全くありません。
日常生活で問題はないのですが、
寝ている時
うるさく感じる人はいらっしゃると思います。
筆者はどこでも寝られる体質なので気にならないのですが、同じ商品を使用している会社の上司が
スチーム式の加湿器うるさくて寝れない…。
でも妻は気に入っているから消さないでって言われる…うるさい…
と悩んでいました。

静かじゃないと寝れないと言う方は注意してください…!
筆者も、
- 超音波式
- ハイブリッド式
の加湿器を使用してきましたが、スチーム式がダントツで稼働音が気になります。
見た目がちょっとダサい

電子ケトルだもの
バルミューダさんからツボ型のおしゃれな加湿器が販売され話題になりました。

おしゃれでインテリア性に秀でた加湿器もたくさん販売されています
インテリアにもなる商品と比較すると、
ちょっとダサいです
見た目が電子ケトルそのものです。

職場の休憩室感さえ感じる…
筆者は掃除のしやすさ、加湿力などが気に入って購入したため、見た目はまったく気にしていません。
ですが、もしおしゃれな家に住んでいた場合、
インテリアの中で浮くな…
と思います(笑)
インテリアにこだわりがある方には、あまりオススメができない商品です。
まとめ
今回は乾燥する冬の味方である、象印「スチーム式加湿器」のメリット・デメリットをお伝えしました。
ご紹介したメリットはこちら。
・カビないので衛生的
・掃除が楽ちん
・加湿力が強力
・部屋が温まる
・チャイルドロックがあり安心
デメリットはこちら。
・窓が結露する
・重い
・うるさい
・見た目がちょっとダサい
掃除の楽ちんさ、加湿力の強さではトップクラスの優秀な加湿器です。
筆者は、
- 超音波式
- ハイブリッド式
の加湿器を使用したことがありますが、スチーム式を使用してからは、もう他のタイプには戻れません。
- カビない
- お手入れが楽ちん
- 加湿力が強い
加湿器の悩みをすべて解決してくれる加湿器のため、非常にオススメな商品です。
カビ掃除がめんどくさい
フィルターとか毎週したくない
加湿器を付けてもすぐに乾燥しちゃう
といった悩みを感じている方の参考になれば、うれしいです!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。